海外のAmazonで販売するには|米国・英国・カナダ・メキシコへの輸出の基本
合同会社エリミノは、2026年10月に、米国・英国・カナダ・メキシコのAmazonに向けた出荷に取り組みました。
国内のモールに加えて、海外のお客様に商品を届ける販路を広げるための動きです。
今回はこのご報告とあわせて、海外のAmazonで販売するときの基本を、一般的な内容として整理します。
海外Amazonで販売する方法
海外のAmazonで販売するには、販売したい国や地域のAmazonで出品できる状態を整える必要があります。
日本のAmazonで出品していても、そのまま自動で海外に並ぶわけではありません。
出品用のアカウント、商品ページ、発送の方法を、国ごとに用意していくことになります。
商品ページは現地の言葉で作る
海外のお客様が読むのは、現地の言葉で書かれた商品ページです。
機械翻訳だけに頼らず、現地で使われる言葉や単位に直せているかを確認しましょう。
サイズや重さの表記が日本と異なる国もあるため、説明文と画像の両方を見直します。
発送の方法は大きく2つ
1つは、注文が入るたびに日本から購入者へ直接送る方法です。
在庫を海外に置かないため始めやすい一方で、配送に日数がかかり、送料も高くなりやすい面があります。
もう1つは、現地のAmazonの倉庫に商品を送っておき、注文後の発送を任せるFBAを使う方法です。
お届けが早くなる一方で、輸送費や保管料がかかり、輸入の手続きも自社で考える必要があります。
商品の大きさや売れる速さに合わせて、向いている方法を選びます。
国ごとの違い
米国・英国・カナダ・メキシコは、同じAmazonでも市場の性格や必要な準備が異なります。
米国
市場の規模が大きく、出品者も多い国です。
競合が多いため、価格だけでなく、商品ページの分かりやすさやレビューが重要になります。
英国
ヨーロッパの中でも大きな市場の一つです。
付加価値税の扱いが販売に大きく関わるため、事前の確認が欠かせません。
カナダ
英語に加えて、地域によってはフランス語への配慮も考えたい市場です。
米国と近い商品が売れることもありますが、配送や税のルールは別のものとして確認します。
メキシコ
スペイン語の市場です。
商品ページの言葉の準備に加えて、輸入の手続きや配送の条件も他の国とは異なります。
最初から4か国すべてを同じように進めるのではなく、準備の順番を決めて進めるのも一つの方法です。
発送と関税・規制の注意点
輸出で最も注意したいのは、国内販売にはない手続きとルールです。
関税と税金
商品を海外に送ると、関税や現地の税金がかかる場合があります。
税率や免税の条件は国や商品によって異なり、時期によって大きく変わることもあります。
誰が支払うのかによって利益も変わるため、最新の条件は公式案内で確認してください。
輸入者の考え方
FBAで現地の倉庫に送る場合、輸入者を誰にするかを決めておく必要があります。
Amazonが輸入者になってくれるわけではないため、自社で手配するか、対応できる事業者を探します。
送れない商品がある
リチウム電池を含む商品、液体、食品、化粧品などは、輸送や輸入に制限がある場合があります。
日本で問題なく販売できる商品でも、海外では別の認証や表示を求められることがあります。
輸送の段階で止まってしまうと費用が無駄になるため、仕入れの前に確認しましょう。
知的財産権への配慮
海外では、他社の商標や意匠の権利に触れて出品が止まることもあります。
ブランド品を扱う場合は、その国で販売してよいかを確認します。
始める前の準備
海外販売は、準備を順番に進めると失敗を減らしやすくなります。
次のような流れで考えてみてください。
・販売したい国を決め、売れている商品や競合を調べる
・商品が輸出できるか、現地で販売できるかを確認する
・送料、関税、手数料を含めて利益を計算する
・為替の変動を見込み、余裕のある価格を設定する
・現地の言葉で商品ページを作る
・英語などでの問い合わせや返品への対応方法を決める
・少ない数量で試し、結果を見て広げる
特に大切なのは、最初から大量に送らないことです。
一度海外に送った商品は、売れなかったときに戻すだけでも費用がかかります。
少ない数量で売れ行きと費用を確かめてから、次の判断をするほうが安心です。
おわりに
海外のAmazonは、国内とは別の市場にお客様を広げられる販路です。
一方で、関税や規制など、国内にはない確認事項も多くあります。
当社も4か国への出荷に取り組みながら、海外販売についての情報をお届けしていきます。
EC運営や物販についてのご相談は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。