学んだことはその日のうちに一つ試す|EC運営で学びを売上につなげる動き方
セミナーや動画でたくさん学んでいるのに、なかなか売上が伸びない。
EC運営に取り組む方から、このような声を聞くことがあります。
今回は、楽天市場の出店者向け講座で語られた「成果を出す店の共通点」をヒントに、学んだことを売上につなげる動き方を、一般的な内容として整理します。
成果を出す店は「すぐやる」
楽天市場には、出店店舗向けに長く続いている育成講座があります。
その講座を紹介した記事では、成果を出す店の共通点として「すぐやる」「共有する」の二つが挙げられていました。
勉強会で聞いた他店の事例を、その日のうちや翌日には試し、直していく店ほど、目標を達成しやすいという内容です。
特別な方法や道具ではなく、学んでから試すまでの速さが差になる、という点が印象的です。
同じ話を聞いていても、そのあとの動きで結果が分かれます。
わかっているのに動けない理由
学ぶこと自体が心地よい
動画を見てメモを取ると、店が前に進んだような気がします。
しかし、商品ページも管理画面の数字も、昨日のままです。
試すと結果が出てしまう
知っているだけなら失敗はしませんが、試せば「売れなかった」という結果が出ます。
その怖さから、「もう少し調べてから」と準備を延ばしてしまいます。
完璧に理解してからやろうとする
真面目な人ほど、すべてを理解してから動こうとします。
しかし、商品ページの見せ方やクーポンの出し方は、試してみて違えば直すことができます。
学びをためこまない
セミナーのメモ、保存した動画、ブックマークした記事。
これらが手つかずのままたまっていくと、「あれもやらなければ」と気が重くなり、結局どれにも手がつかなくなります。
他店の成功事例は、あくまで他店の結果です。
商品もお客様も店の規模も違います。
自店で試して出た結果だけが、自店の知識になります。
具体例で考える
たとえば、季節の需要についての予測が発表されたとします。
「そうなんだ」で閉じるのではなく、自店にその切り口で紹介できる商品がないかを探してみます。
見つかれば、商品ページの説明に一行足してみる。
特集ページをつくらなくても、まずは一商品の一行からで十分です。
予測が外れることも、自店に関係がないこともあります。
それがわかること自体が前進です。
「すぐやる」は「雑にやる」ではない
何にでも飛びつけばよい、という話ではありません。
医薬品や健康に関わる商品の表示など、ルールを確認してから扱うべきものもあります。
大きな値下げや広告費の増額は、数字を計算してから決めるべきです。
すぐやるとは、判断を雑にすることではなく、試す規模を小さくすることです。
一商品だけ、一行だけ、一週間だけ。
小さく試せば、失敗しても店は傷みません。
学んだその日に一つ試す手順
一つだけ選ぶ
学んだことの中から、試すことを一つだけ選びます。
全部やろうとすると、全部できなくなります。
その日か翌日に一商品で試す
予定を立ててからではなく、学んだ流れのまま手を動かします。
時間が空くほど、やらない理由が増えていきます。
結果を一行残す
何を変えて、数字がどうなったかを一行だけ記録します。
売れなかった記録も、次の判断の材料になります。
試したことを共有する
試したことを社内の仲間などに共有します。
情報を出す人のところには、次の知恵が集まりやすくなります。
おわりに
知識は、試したときにはじめて自店のものになります。
新しいことを学びに行く前に、まずは手元の学びを一つ試してみてください。
当社でも社内勉強会を通じて、学んだことを共有し、実際の運営で試すことを大切にしています。
EC運営や物販についてのご相談は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。